食道の症状でお悩みの方へ

「食べ物が喉につかえる感じがする」「飲み込む時に胸のあたりが痛む」「胸やけが続いている」このような症状はありませんか?
食道は、口から入った食べ物を胃へ送り届ける通り道です。普段はあまり意識することのない臓器ですが、異常が起こると食事のたびに不快な症状を感じるようになります。
和歌山市・北島のいしぐちクリニックでは、胃カメラ検査で食道から胃、十二指腸までを一度に観察することができます。食道の症状が気になる方は、お気軽にご相談ください。
食道の働き
食道は、喉と胃をつなぐ約25cmの管状の臓器です。食べ物を飲み込むと、食道の筋肉が波打つように動いて(蠕動運動)、食べ物を胃へと送り込みます。
食道と胃のつなぎ目には、胃酸が逆流しないように締まっている筋肉(下部食道括約筋)があります。この筋肉の働きが弱まると、胃酸が食道に逆流して様々な症状を引き起こします。
食道の病気で見られる症状
食道に異常があると、以下のような症状が現れることがあります。
- 食べ物や飲み物が飲み込みにくい
- 喉や胸のあたりにつかえる感じがある
- 飲み込む時に痛みを感じる
- 胸やけがする
- 酸っぱいものが込み上げてくる
- 胸の奥が締めつけられるように痛む
- 声がかすれる、咳が続く
これらの症状がある場合は、食道の病気が隠れている可能性があります。
主な食道の病気
食道がん
食道の粘膜から発生するがんです。初期は自覚症状がほとんどありませんが、進行すると食べ物のつかえ感や体重減少などが現れます。喫煙や飲酒の習慣がある方、熱い食べ物や飲み物を好む方はリスクが高まります。早期発見のためには、定期的な胃カメラ検査が重要です。
バレット食道
胃酸の逆流が長期間続くことで、食道の粘膜が胃の粘膜に似た組織に置き換わってしまう状態です。逆流性食道炎を繰り返している方に見られることがあります。バレット食道があると食道がんのリスクが高まるため、定期的な経過観察が必要です。
逆流性食道炎
胃酸が食道に逆流して、食道粘膜に炎症やただれを起こす病気です。胸やけや呑酸(酸っぱいものが上がってくる感覚)が主な症状です。食生活の改善や薬物療法で多くの場合は改善しますが、放置するとバレット食道に進行することがあります。
食道裂孔ヘルニア
横隔膜にある食道が通る穴から、胃の一部が胸側に飛び出してしまう状態です。胃酸が逆流しやすくなり、胸やけやゲップなどの症状を引き起こします。加齢や肥満がリスク要因となります。
食道カンジダ症
カンジダというカビの一種が食道で増殖して炎症を起こす病気です。免疫力が低下している時に発症しやすく、飲み込む時の痛みや違和感などの症状が現れます。
好酸球性食道炎
食道にアレルギー反応による炎症が起こる病気です。食べ物のつかえ感や飲み込みにくさが主な症状です。近年、認知度が高まっている疾患で、胃カメラ検査で発見されることがあります。
食道アカラシア
食道と胃のつなぎ目の筋肉がうまく緩まず、食べ物が胃に流れにくくなる病気です。食事中のつかえ感や、食べたものが逆流する症状が特徴です。
食道の検査は胃カメラで
食道の病気を調べるには、胃カメラ検査が有効です。胃カメラ検査では、食道の粘膜を直接観察できるため、炎症やただれ、ポリープ、がんなどの有無を確認することができます。
当院の内視鏡システムには、粘膜の微細な変化を強調して観察できるNBI(狭帯域光観察)機能が搭載されています。通常の光では見えにくい早期の病変も、この機能を使うことで発見しやすくなります。
食道の症状が気になる方、逆流性食道炎を繰り返している方、喫煙や飲酒の習慣がある方は、一度胃カメラ検査を受けられることをおすすめします。検査についてのご不安やご質問があれば、お気軽にお問い合わせください。